動態デザイン研究室100のくらし 一覧
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中学1年の息子にはダウン症(21トリソミー)があります。夫は10年以上単身赴任で、私は障がい児を含む3人の子どもを一人で育てながら、家事と仕事を必死に回してきました。しかし心身ともに限界を迎え、今年ついに仕事を辞めました。

仕事を辞めたことで時間的な余裕は少しできましたが、金銭的には厳しいままです。夫の収入は年齢とともに増え、単身赴任の手当や交通費も加算されるため、子どもに関するあらゆる支援は所得制限で対象外になりました。児童手当もわずかな額しか受け取れませんでした。

上の2人は年子で、今年から始まった「多子世帯の就学支援金制度」に該当したため、大学の学費面で支援を受けることができました。もしこれがなければ、学費はギリギリだったと思います。ただし手続きが複雑すぎて、「本当は支給したくないのでは」と感じてしまうほどでした。

なにより一番不満に思うのは、障害福祉にまで所得制限があることです。息子は療育手帳で重度判定を受けていますが、手当はゼロです。これまで、風呂の扉や家電、姉たちの雛人形など、息子による思いがけない破損で出費が重なってきました(この文章を入力している最中にも食器を割られました、目を離すことができません)。

普段はデイサービスを利用していますが、月に20,000円ほどかかります。わが家は負担上限額37,200円の世帯にあたり、利用料はすべて自費です。収入が一定ラインを超えた途端、負担上限額が4,600円から37,200円へと一気に跳ね上がる仕組みは、到底納得できません。本来なら手当があれば、その分をデイサービスの利用料に充てられるはずです。母親が働くためにはデイサービス利用は必須ですし、そうでなくても、息子が楽しみにしている場に通わせてあげたい気持ちがあります。何の補助もない中、日に日に大きくなる息子をほぼ一人で育てている現状に、不安は募るばかりです。

障害福祉は生きるために欠かせないものです。そこに所得制限を設けることには、どうしても納得がいきません。最後に、少し良かったことを書かせていただきます。当事者以外の方が「障害福祉の所得制限は撤廃すべき」と問題提起してくださっているのを知り、本当に嬉しく、ありがたい気持ちになりました。

世の中に伝えたいこと

友人に障害福祉の所得制限についての話をすることがあるのですが、全く知らなかったと驚かれます。誰でも当事者になる可能性はあるので、関係ないと思わず、まずはこの現状を知ってほしいと思います。

自分事として考えてみることで、何か気づくことがあるかもしれません。

toco さんのくらし