私は先天性の障害があり、胸から下に麻痺があるため常時車椅子を使用しています。現在は大学4回生で実家暮らしです。手は動かせますが体幹が効かず、1人で起き上がることができないため、起床・就寝時は家族に介助をお願いし、入浴はヘルパーさんに助けてもらっています。排尿は自力で可能ですが、排便は2日に1回、1時間ほどかけて家族に手伝ってもらう必要があります。
それでも、家族や友人、医療関係者、行政の方々の支えのおかげで体調を崩すことなく大学生活を送り、現在は資格取得(公認会計士)を目指して勉強に励んでいます。
資格取得の目処がつきつつあり、社会人になってからのことを考え始めました。そこで直面したのが障害者の本人所得による所得制限です。世間では家族の所得制限について語られることが多いですが、障害当事者本人の所得制限はさらに厳しく設定されています。大きく分けて「20歳前受給権者の障害基礎年金」「障害者医療」「障害福祉サービス」の3つに所得制限があります。
結果として、障害者は年収500万から700万程度では手取りがほとんど増えません。これでは子供を持つどころか、結婚することもままなりません。更に所得制限を超えないように働き控えをしている障害者もたくさんいらっしゃいます。
障害者は生活の上で健常者よりコストがかかります。具体的にはバリアフリーに対応している広めの賃貸を借りなければならなかったり、保険の対象外である手袋や消毒液を買わないといけなかったりと、細々したコストが積み重なり、大きな金額となります。
このようなことから、障害者の本人所得による所得制限も撤廃していただきたいです。
世の中に伝えたいこと
障害"児"は時を経て必ず障害"者"になります。そのため現在の障害児の所得制限問題とセットで考えていただきたいです。これらの所得制限は、障害者は稼得能力が無いとされていた時代に制定されたものです。
読んでくださった方の中にも、障害者は平均的な所得を得る事はできないのでは無いかと考える方もいらっしゃると思います。しかし現在はテレワークの推進、D&lの浸透、重度訪問介護利用者の大学修学支援事業の開始による大学進学率の上昇などにより、稼得能力は向上しつつあります。
このように障害者の本人所得による所得制限を撤廃し、障害者の社会進出の後押しをお願いします!
— いつも、いつも通り さんのくらし